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モーリス・ベジャール  by yumi
2009-02-18 Wed 14:04
映画を観ました。
ベジャール・バレエ・ローザンヌ 80分間世界一周

@銀座テアトルシネマ 2月20日まで、レイトショーのみ。
s-flier_bejart.jpg


モーリス・ベジャールを知っていますか?20世紀のバレエの世界に新しい風を吹かせ、それを定着させた人。2007年11月に逝去。

わたしがバレエについて知るころには、すでに「巨匠」として語られる存在だった。
ひとつのスタイルとして定着していたと思う。
そして、私はちょっぴりベジャール反抗期世代なんじゃないかと思う。
例えば、古典バレエ以外も好き、というとベジャールみたいなのをやりたいんだと思われて、はだし?ユニタード?どうなの?って話になったり、新しいおしゃれなダンスが好きな人には、ださい、わかりやすすぎって言われたり。同世代で、ベジャールが好きな人に会ったことがなかった。
けれど、彼が亡くなって、わたしもこの映画をみて、彼がどんなに愛された人だったのか、たくさんの作家、ダンサー、そして舞踊の世界に影響を与えたのか、少しでも感じることができて、反抗期終了かも。って思った。
こんな風に、日本のお稽古バレエ界の隅々にまで、ベジャールの世界感は影響を与えてたのだから、それって本物の巨匠なのだろう。

この映画は、ベジャールの最後の作品「80分間世界一周」をほとんどそのまま収録したもの。始めと途中に少しナレーションがはいってたくらい。
ベジャールは、世界中を旅して、世界のいろんな音楽を使って、その土地の舞踊や哲学を取り込んで作品を作った。そういうやり方のはしりだと、バレエの歴史でも現代舞踊の歴史でも習ったっけ。
「80分間世界一周」は、内容といいタイトルといい、そんなベジャールの舞踊人生の集大成。
世界を旅するストーリー。
しかも、ベジャールは80歳で、この作品が未完のまま、まさに旅の途中で亡くなってしまった。

ベジャールが芸術監督を務めたカンパニー、ベジャール・バレエ・ローザンヌで、トップダンサーでもありベジャールの補佐をしていたジル・ロマンが師の遺志を引き続き、この作品を完成させた。
ジル・ロマンは、新芸術監督でもあり、出演もしている。
どこまでがベジャール本人の振付なのかは、観ているこっちにはわからなかった。
けど、旅する主人公を導く役の、ジル・ロマンの存在感から、思いのつよさは伝わった。

ベジャールが亡くなったとき、日本ではベジャールと親交が深い東京バレエ団が追悼公演をかなりの数やっていた。広告もバンバン。そのせいにしては申し訳ないけど、わたしは忘れてた。未完の作品ともに残された、彼自身のカンパニー、ベジャール・バレエ・ローザンヌのことを。
日本でベジャール作品を観るときは、主役は海外のゲストダンサーなこともあるけど、東京バレエ団の公演が多い。だから、ベジャールのカンパニーを映画で初めてみた。
マッチョで美しく、眼力のあるダンサーたち。ほんとに全員そんな感じ!だから好みは分かれるよ、そりゃ。
みんな生き生きしてて、個性的だけど調和してる。
ベジャールの作品て、振付自体はちゃんと作りこまれているのに、ダンサーの「個」がすごくよくみえる。振付師として主張はしてるけど、ダンサーも前に出す。絶妙なバランス。

と思ってたら、ジルロマンが追悼本にこうコメントしているので引用する。

「モーリスの仕事はダンサーにキャンバスを与えることでした。そして、このキャンバスに自分なりの色をのせていくのはダンサー自身です。彼は自分が望むままに踊る自由をダンサーに与えてくれたのです。」・・・「ダンサーはモーリスを知ることによって、自分自身を発見することができたのです」
(新書館『モーリス・ベジャール 1927~2007)』より)

ダンサーにとってそうなら、ほんとすてきな作家だなぁ。ダンサーが生き生き踊るのも納得。

映画の感想は終わり。

私たち世代で、一番有名なベジャール作品は、「ボレロ」ではないかな。バレエを知らない人でも、結構知ってたりするよね。ラヴェルの音楽は超有名だし。
大きな円卓の上で、上半身裸またはボディファンデーションのダンサーが、すごい気迫で踊るやつ。
有名なのは、ジョルジュ・ドン、シルヴィ・ギエム。
日本人だと、熊川哲也、首藤康之、最近は上野水香も踊ってる。
個性的なダンサーしか踊れない作品として有名。
これはオススメ。きっと今後も東バでやると思うよ。
私がみてみたいのは、パリオペラ座バレエ団のマリ・アニエス・ジロと、ニコラ・ル・リッシュのボレロ!是非どなたか日本に招聘してください、お願いします!または、いつかパリ行くー!

他の作品は、わたしは映像でかじった程度なのだけど(反抗期だったので)、今後ベジャール・バレエ・ローザンヌがどうなっていくのかは気になる。マッチョで美しい眼力ダンサーズが来日したら、生で拝んでみよう。
ベジャールは日本文化にも関心を持っていて、三島由紀夫を題材にした「M」、仮名手本忠臣蔵を描いた「ザ・カブキ」などの作品もある。枕草子をやる予定もあったんだけど、病気で延期のままらしい・・・。

ベジャールについて考えてたら、現代のバレエも気になってきた。
来日中のハンブルクバレエ団の芸術監督ノイマイヤーは、ベジャールの系統らしいよ。
ノイマイヤーは、好き。ハンブルグのダンサーも、好き。あぁ、観にいきたかったなぁ。。

参考までに、その資料によると、

マクミラン     ベジャール
  ↓        ↓
ジョン・ノイマイヤー(ハンブルグバレエ団)
       ↓
ジャン・クリストフ・マイヨー(モンテカルロ・バレエ団)

ってなっています。
ベジャールとノイマイヤーは、独立した表現者として認め合ってるのかなと思ってたけど、思いっきり矢印ついちゃってる。同じ流れになってる。それはまた別の話か。

相変わらず「副専攻だんす」なyumiのバレエ講座でした。
バレエってほんとわかんないなぁ。。

リンク→
・映画 ベジャール・バレエ・ローザンヌ 80分間世界一周 公式HP 
   http://www.cetera.co.jp/library/bejart.html
・Bejart Ballet Lausanne公式HP(仏語・英語)
    http://bejart.ch/
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